2024年3月4日月曜日

〝まんさく花 ♪ だより〟2024年 弥生

 薪ストーブに薪を焼べ乍ら(ぐべながら)〝薪はお友達がないと燻って(くすぶって)燃えられないないんだな~〟とつぶやいて夫が2本・3本と薪を入れている。

間もなく炎が燃え移って赤々となる。

何か人間模様をみている様な。

最近よく耳にする〝人は一人では生きられない〟と。

人の手を借りなくても一人で生きていけると豪語している男性でも、スーパーで人が作った食べ物を買い、動けなくなったら宅配を頼み、充分に人の手を借りていることになります。

ただ孤独に耐えられる術はありません。

人の手を借りずに生きられるのはターザン位だとか。

ターザンにはなれませんね。

コロナ渦の間は、オンラインや電話での仕事に終始していましたが、元々が訪問販売で人と会って情報をお伝えする仕事としては足りない部分が沢山あって、それがストレスでもありました。

現在、リアルで食育の会を開催してみて、顔を合わせて話すことが如何に人を生き生きさせるか、より心のつながりが強くなるのかを感じさせられました。

これも、閉鎖された4年間があってこその気づきかも知れません。

オンラインの便利さも知ってしまった今、リアルと両方を使い分けて、時には会って雑談を楽しみ、その中から得られるものを生かして行きたいと思っています。

   千田 疋也氏の言葉です。
         〝軽く楽しく一生懸命に

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2024年2月8日木曜日

〝まんさく花 ♪ だより〟2024年 如月

 昨年の暮れに予定していたゴルフは雪のためコースが閉鎖になり、今年の初打ちで月末に漸く行くことが出来ました。

7時に家を出る予定で朝の一連の作業をしていると、せっかちな夫は30分も早く出発すると云う。

私は身支度から神仏の朝のおつとめもそそくさと済ませ、何とか間に合わせ車に乗り込み、それから忘れ物はないのか点検。

ありました。

まぁ、なくても命に別状はないので良としました。

道中、東の空から太陽が昇る前に雲が真っ赤に染まり、みるみるうちにまわりの雪山が茜色に照らされました。
朝日に照らされ茜色に染まる「吾妻小富士」

こんな美しい情景は家の中に居たら見ることはないと思い乍ら、せわしい思いで家を出たご褒美かなと思ったひとときでした。
栃木県那須陽光ゴルフ倶楽部

せかされた夫にも感謝かなぁ~。

早くもカレンダーを一枚めくりました。

以前は1月15日の「女正月」に漸くホッ!とできるのが家庭の主婦でしたが、今は暮れからおせち料理の準備もなく、おせちは作るものではなく、買うものになっています。

ちょっと後ろめたい罪悪感があり、何もかも手作りしていた頃の大変さを思うと体力的にもこれも良しと思います。

そして、これだけの材料を集めるのは家庭では無理。

経済的にも助かります。

何よりもお正月に台所から解放されるのは嬉しい。

皆様如何ですか?

女正月とは?
1月1日~7日は「大正月」や「松の内」と呼ばれ、別名「男正月」と呼ばれる事もあり、その「男正月」に対して1月15日の「小正月」を「女正月」と呼ばれています。
女性は正月中、料理の支度や訪問客の対応で忙しく、やっとゆっくり出来るのが「小正月」頃という理由から「女正月」と呼ばれています。

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2024年1月16日火曜日

〝まんさく花 ♪ だより〟2024年 正月

     明けましておめでとうございます。

2024年の幕開けは、穏やかな光に包まれた朝を迎えました。

しかし、その数時間後に予想もしない地震におそわれるとは。

当地は短時間だったので被害はなかったものゝ、以前のトラウマで大きな余震が来るのではないかと身構えていました。

天地異変、何時何が起こるか分かりませんね。

自分の悔いだらけの命さえ明日をも知れぬと思うと〝今〟悔いをひとつでも減らそうと思います。

PPH(ピンピンふわり)とこの世を旅立てるように。

神様は〝人に優しく、ひとの役に立ちなさい〟とこの世に送り出すそうです。

しかし、生きている限り楽しいことばかりではありません。

悲しみ、苦しみ、怒りがついてまわります。

この宇宙の中で生きてきて、最も小宇宙である何よりも大事な筈の身近な家族に優しくできてきただろうか、と今更ながら思います。

時折会う他人には優しく出来ても、曽野綾子さんの著書に、この世は善でもなく、悪でもなく多くの場合、その双方の要素を兼ね備えている。善だけの行為とか悪だけの結果はむしろ稀である。

お母様の教育は「王様の前でも乞食の前でも等しく同じ態度で接する」ことが出来る様に躾けられたとのことです。

これが本当の優しさなのでしょうね。

              今年もよろしくお願い致します。

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2024年1月1日月曜日

2023年11月29日水曜日

〝まんさく花 ♪ だより〟令和5年 12月号

朝の光を入れようとカーテンを開けると、いつもより大分遅い満天星(どうだんつつじ)がオレンジ色に紅葉し、その横には赤い実をつけた南天がお正月を待っている様です。

今年もあと一ヶ月となりました。

12月になると何となく今年一年を振り返ってみて、あれもこれもと出来なかったことはかりが浮かんできます。

この12月あと何回迎えられかと思う様になったのも最近のこと。

これも神のみぞ知ることでしょうか。

〝思いわずらうことなかれ〟ですね。

旅の途中、人間ウオッチングの2弾。

或日の朝食バイキング会場でのこと。

やせ形のかなり体が変形したご夫人が隣のテーブルに着かれた。

よほどサポートしてくれる人がいないと大変だろうなぁ~と思っていたら、身なりのきちんととしたご主人らしき人が、飲み物だけをお盆にのせてウロウロと席を探している。

探しあてた途端に奥様に怒鳴られていた。

高齢になると誰しも耳が遠くなるので、おのずと声も大きくなる。

故に聴こうと思わなくとも聞こえてしまう。

例えば現役時代には人を従えていた人であっても、職を退いた後はまさにただの人。

奥様に従わざるを得ませんね。

せめて老後はお互いの失敗を怒鳴り合うのではなく、それを笑いにかえていたわり合う人生でありたいものです。

貴重な残り少ない時間を!!

       「今年一年ありがとうございました」

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2023年11月3日金曜日

〝まんさく花 ♪ だより〟令和5年 11月号

仕事との合間を見て、今年も車で10日間の旅に出ました。

初日は妙高泊で時間の余裕があり、10年以上も足を運ばなかった【スカイライン】を経由しようと出発しました。
妙高アパ妙高リゾート

登る程に紅葉が美しくなり、身近な所にこんな彩り豊かな景色があったのかと、今更ながらの感動でした。
磐梯吾妻スカイライン不動沢橋

翌々日は朝の清々しい伊勢神宮をお参りし、四国へ。
伊勢神宮外宮

旅に出るとさして会話もない私達夫婦は、それぞれに人間ウオッチングを始めます。

食事の会場には老若男女そして外国人、さまざま人が目に入り、向かい合って座っている私達は、それぞれの肩越しに別々の風景を見ることになります。

夫の視線に入ったある若者はジュースのコップに氷を入れようとして、大きなアイスペールをひっくり返し、それを拾おうでもなく床にばらまいた氷を眺めて棒立ちなっているさま。

自分で処理する能力を持ち合わせていないのか、すべてまわりの人に手助けされて育ったのか、余計な想像をしてしまいました。

かと思えば、ある日の朝食会場のバイキングでは、腰の曲がった高齢の女性の手をつなぎ、椅子に座らせた後、息子さんか年頃からみてお孫さんかと思われる青年がテーブルに食べ物運んで来てニコニコと会話をしながらの食事の様子に暖かいものが伝わってきて、ほっ!したひとときもありました。

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2023年9月27日水曜日

〝まんさく花 ♪ だより〟令和5年 10月

朝起きて窓を開けた時の空気がひんやりと感じるこ2、3日。

10月なのに秋模様が書けなくて書き出すエンジンがかからずにいました。

こんな短い文章で月に一度の〝花だより〟 も満足に書けないのに99歳で亡くなられた瀬戸内寂聴さんは、朝日新聞を始め5本の連載を抱えて書く事が見当たらないと悩んでおられたこともあったと、秘書の瀬尾まなほさんが語っていた文章がありました。

体が思う様に動かなくなり、気持ちの若さは書きたいテーマがどんどん浮かんでくるけれど書く体力なく、老いとの闘いだったとか。

生涯書いた本は400冊を超えたそうです。

凄いとしか云い様がありません。

今年も暑い盛りにあちこちで花火の上がる音がしていました。

いつもながら音が聞こえると二階のベランダに出て、信夫山がちょっと邪魔だな~なんて思いながら見ていたのに、今年は夜になっても暑くて見る気にもなれず、年々進化しているあちこちの花火大会をテレビで見ているだけでした。

一瞬に消える花火に命をかけて作り上げる花火師さん達の思いがあのきらめき、ドン!と音と共に脳裏にやきつき、誰の脳にも決して消えることがないでしょう。

来年はあちこちの花火大会を追えかけ、ドン!と胸に響く音を聞き乍ら大好きな花火を満喫したいと思っています。

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2023年8月28日月曜日

〝まんさく花 ♪ だより〟令和5年 9月

これだけ猛暑が続くと、外に出ても家の中に居ても体力が消耗します。

不要不急の外出は出来るだけしない様にと云われていますが、テレビや新聞では毎日の様に歩かないと筋肉が落ちると、ウオーキングを呼びかけています。

家の中を歩きまわってもたかが知れているし、老化のスピードをどうストップしようかと悩む毎日です。

それでも家にいると炊事・洗濯・掃除は当たり前の仕事。

その上、あれもこれもと片づけることが頭の中をかけめぐる。

しかし、体がついていけず若い頃の何倍もの時間がかかってしまう。

例えば台所でも、今までは簡単に開けられた袋の食材は握力がなくなっていて、ハサミを使うことが多くこれもひと手間です。

〝年を取ると良いことは何もないですね〟と異口同音に云いますが、年を重ねたことはそれだけ多くの経験を積み重ねて来たことです。

〝今になってやっとわかった〟ことが次々と胸に去来します。

先ずは「素直さ」名将;野村克也元監督は、伸びる選手のひとつの条件として「素直さ」をあげています。

素直さのある人は人生においても道が開かれる。

素晴らしい能力を持っていても素直さに欠けている人は成功の道を歩いていない。

Z世代の大谷翔平・吉田正尚・佐々木朗希が人間的に技術的に世界中から期待されているのは素直さとのことです。

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2023年7月29日土曜日

〝まんさく花 ♪ だより〟令和5年 8月

 猛暑続きで庭の紫陽花が一気に咲き、たちまち茶色と化してしまった。

いつもは涼風が立つ頃まで次々と咲き、残した花は色を変え乍ら最後は〝ガレ紫陽花〟となって秋を感じさせてくれ、寿命を全うしていったものです。

植物も人間もこの暑さには勝てませんね。

毎日、2紙の新聞を斜めに見て、後でゆっくり読むところだけを切り取っていたものをめくっていると、いろいろのものが出てくる。

作ってみようと思ってた料理も未だ作っていない。

或る再婚同士の妻に先立たれた男性が妻が作っていた味噌汁を作ってみたけれど、それを「すする音さい悲しくなる」とか。

誰もが直面する夫の定年後の生活の難しさ。

100年時代を生きることが当たり前に語られている今、かなり先が長い。

そしてこんな記事も。

2年前の九州大学の入試験問題に「手の論理」とあり、英語では〝TOUCH〟日本語では状況に応じて「さわる」「ふれる」を使い分けている。

その関わりを説明しなさい。とある。

受験生はどんな答えを書いたのやら。

長く人生を歩いて来た人にとっては、溢れる程の愛があった日々は、1分1秒たりとも離したくない手があった筈。

「ふれる」ことも「さわる」ことも。

白魚のごとき手が節々が太くなりシワシワになっても、それは生きた証。

〝愛〟はなくなっても〝情〟は人間としてどんな状況であれ持ち続けたいものです。

 

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2023年7月8日土曜日

〝まんさく花 ♪ だより〟令和5年 7月

 色とりどりの紫陽花が、不出来だった昨年の思いを挽回するかの様に雨の恵みを受けて、生き生きと咲き誇っています。

家の中も玄関からトイレに至るまで紫陽花で彩られ賑やかです。

梅雨の時期はジメジメするものの、これも自然界にとっては不可欠なもの。

晴れ間を待ちかまえて大量の洗濯物が干し上がった時の日光の匂い、思わず顔をうずめたくなります。

人は身勝手なもので、冬の寒さに夏を思い、夏の暑さに冬が良いと云い、忙しいと暇が欲しい、暇だと退屈を愁い、自由が欲しいと嘆いては全てを振り払ってみたものの、ただひたすら無気力の毎日となる。

所詮人は、社会の中で一人では生きられないのですね。

〝不自由を常と思えば不足なし〟

徳川家康は忍耐心の中で知恵を働かせ、戦わずして勝利したと云われています。

論語に〝過ぎたるは及ばざる如し、怒りは敵と思え〟とあります。

勝つことばかり知りて、負くることを知らざれば害その身に至る。

理想は「急ぎすぎず、遅すぎず」時を待つこと。

神様は、人の役に立つために人をこの世に送り出しているそうです。

良いことをして徳を積めば黄泉(よみ)の世界に迎えられ、人を苦しめたり、裏切ったりと人の道にはずれたことをすれば、気付かせるために罰を与えるとか。

それに気付いた人は救われるそうです。

〝良心〟と〝素直〟さは人間として最高の財産ですね。

黄泉とは
死者の魂が行くとされるところで、冥土・冥府・あの世。
いわば想像上の世界で、その場所や入り口などはそれぞれ異なり、地下や海底に存在するとされ、天国や地獄とは異なるものとして扱われています。

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